山崎 進 私はかねてより組込みソフトウェア分野において産業界と学術界の距離を近づける力になろうと心がけていました.同時に私自身あるいは学術界の限界も常々感じていました.つまり,大学での研究は実践とはどうしてもかけ離れているということです.また学会での評価基準は新規性に傾いており,そのような研究は学術界では評価されても開発現場に役立たないことの方が多いです. 結局のところ私の関心は,自然科学・工学上の知的好奇心を満たすことよりは,技術を背景にして社会を変革することに傾いているのだと思います.その意味で私は単なる研究者ではあり得ず,むしろ運動家的なのだと思います. そうは言っても,私自身は企業でのソフトウェア開発を経験していませんので,しょせん学者の世迷い言でしかないと自覚しています.ゆえに私は,企業の中に入って変革できる能力を持つ人と組む必要があるという動機があるのです.そう,西先生の産コン学の言うとおり,私はコンサルタントを必要としているのです. ギルド設立に関わっていく中で,私がどうギルドに関わっていくかをいろいろ考えました.結論として,私は表舞台に立ってコンサルティング活動をするのではなく,裏方に回って他のメンバーの活動に役立つような書籍や論文,事例などを収集・展開する役割を行うのがよかろうと考えました.開発現場にどのような課題があるかは他のメンバーが把握しています.あらかじめ課題解決に必要な情報をふんだんに用意しておけば,他のメンバーがそれらの情報を活用して課題を解決するでしょう.私には,お膳立ての役割がよりふさわしいと思います. ギルドの他のメンバーは,コンサルティングの経験も豊富で,それぞれ得意分野をもっています.組込みソフトウェア開発で真剣に悩んでいらっしゃる方がいましたら,ギルドを通じて彼らにぜひ相談してください.あなたの抱えている問題を少しでも解決の方向に導きたいと思っています. 今後とも,ギルドをよろしくお願いします. ブログにも掲載しています.
|
ギルドへ寄せる想い >