代表幹事: 林 好一(はやし よしかず)
 ソフトウェアプロセスの分野での支援を主な業務としており、2003年からソフトウェアプロダクトライン開発を対象に加えて、関連する調査研究、定義・モデリング、教育、メンタリングや課題識別・解消等の支援活動を行なう。
 またこれらの分野のコミュニティ活動にも積極的に参加し、ワークショップ、セミナー、カンファレンス、勉強会等の企画、運営、そして成果の広報に携わる。 2009年、「ソフトウェアプロダクトラインエンジニアリング―ソフトウェア製品系列開発の基礎と概念から技法まで」(エスアイビー・アクセス)を共訳、上梓。
 日本SPIコンソーシアム(JASPIC)研究員・運営委員、派生開発推進協議会(AFFORDD)会員・運営委員、ソフトウェア技術者協会(SEA)会員、組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSME)会員。早稲田大学理工学部物理学科中退。現在(株)SRA勤務。

■専門技術領域
  • ソフトウェアプロダクトラインエンジニアリング特に、導入に際しての調査、分析、導入是非の判断、導入準備を、ソフトウェアプロセスならびにソフトウェアエンジニアリング技術の両面から支援 する。
  • ソフトウェアプロセス(ソフトウェアプロセスに関連する課題の識別、分析、解決策検討・計画・実施の支援。プロセスの定義、分析、改良、定着の支援。 プロセス改善に関するトレーニング(セミナー、ワークショップ等)の提供。 
  • オブジェクト指向技術( オブジェクト指向技術一般の、ツールに依存しない適用の支援。 トレーニングおよびメンタリング。)


副代表幹事: 酒井 由夫(さかい よしお)
 1987年よりクリティカルデバイスのソフトウェア開発に約20年間従事する。おもに16bitのワンチップマイコンを使った信号処理、リアルタイム組込みシステムの開発を行い、商品の仕様立案からソフトウェア開発のプロセス管理、プロジェクトマネージメント、安全性・信頼性の検証、保守、ソフトウェア技術者教育など組込みシステム開発に関する幅広い領域を経験する。オブジェクト指向設計やプロダクトライン戦略を商品開発に生かすことも試みる。商品開発を常にアーキテクトの視点から分析し、「具体から抽象へ」というアプローチにこだわる。2003年より、SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会)に参加している。2006年よりソフトウェア品質技術の指導・支援、ソフトウェア技術者の育成に携わる。

■専門技術領域
  • クリティカルソフトウェアの安全アーキテクチャ設計
  • プロダクトリスク分析
  • アーキテクチャ分析
  • QFD(品質機能展開)のソフトウェアへの応用

幹事: 今関 剛(いまぜき たけし)
 1991年より、大手電機メーカ向けのCAE(*1)システムの構築,導入,組込みソフトウェア開発に従事。製造業における設計/開発業務および製品品質の改善に貢献する.2000年より,製造業ドメインにて培った知識とソフトウェア開発技術をベースに,技術コンサルティングおよび組織内プロセス改善に取り組む.現在は、再利用型開発による効率化を目指して技術と管理の両面から改善に取り組んでいる.プロダクトラインには2000年より着手し、セミナーおよび記事執筆、翻訳書など、普及活動を行ってきた。目標や視点の設定の仕方で、スキルや仕事の質が大きく変えられることを実践中。IEEE, SEA, EEBOF, SESSAME各会員
(*1) Computer Aided Engineering

■専門技術領域
  • 軽量スクリプト言語による自動生成や派生開発
  • DSM(*2)を用いたアーキテクチャ改善
  • ソフトウェアの部品化,ソースコードリファクタリング
  • 並行開発プロジェクトマネジメント,MOT(*3)
(*2) Dependency Structure Matrix
(*3) Management Of Technology
 

幹事: 河野 岳史(こうの たけし)
総合エレクトロニクスメーカー・音響映像系メーカー子会社で、業務系アプリケーションから携帯電話などの組込み機器まで、幅広いソフトウェアの設計開発に従事する。途中からは親会社との折衝や社内での調整などの活動が中心であった。
 2003年にスパークスシステムズ ジャパンを設立し、オーストラリア製UMLモデリングツールEnterprise Architectを日本で販売。ツールベンダーの立場を生かし、「幅広く浅く」業界全体を俯瞰しながらツールの効果的な活用方法を提案している。

■専門技術領域
  • 設計ツール全般の適用・活用
  • UML/SysML

幹事: 山崎 進(やまざき すすむ)
現在、北九州市立大学にてソフトウェア工学を教える。研究では、ソフトウェアプロダクトラインエンジニアリングから発展して、ソフトウェア工学と経営学・経済学との境界領域に関心を持つ。教育の面でも研究を進めており、教育工学の Instructional Design 理論に基づいて教材を開発している。

■専門技術領域
  • ソフトウェア工学/経営学/教育工学の文献調査
  • ソフトウェア工学教育
  • ソフトウェア工学と経営学・経済学との境界領域

幹事/事務局長: 酒井 郁子(さかい ゆうこ)
短大卒業後,電子計測器メーカーや,電子機器の研究開発企業などで,約20年組込みソフトウェアエンジニアとして従事する。中小規模ソフトウェアのシステム設計からテスト,メンテナンスまで,開発工程の一通りに携わる。
 主に現場叩き上げで技術を身に付ける中,ソフトウェア工学を実践に取り入れることを考える。近年は,組込み系ソフトウェア・コンサルティング会社にて、技術者教育の講師や、現場のレガシーコード改善支援などに従事。

 CQ出版:Interface 2011年1月号~12月号にて「強いプログラムを作るテクニックを学ぶ」を執筆。
 組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME) 会員, 派生開発推進協議会(AFFORDD) 会員,運営委員。

■専門技術領域
  • アーキテクチャ分析
  • レガシーコード改善
  • ソフトウェア工学基礎教育